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とうほく防災マップコンテスト2006 優秀賞受賞 空堀丁町内会(仙台市)

マップづくりの様子
▲マップづくりに向けた打合せの様子。マップづくりの目的にあわせて、調べなければならない事項を整理します。

空堀丁町内会防災マップ
▲工夫がたっぷり詰まったマップが完成。でも完成がゴールではなく、その次の展開を思い描いています。

コンテストに向けての打合せ
▲コンテストに向けた準備。発表の準備を通じて、「来年のマップはこうしようか」というアイデアにもつながります。

コンテスト発表
▲12団体による最終審査会。各団体ともたくさんのアイデアが盛り込まれたマップを作っています。

「防災マップ.com」が作成を支援した空堀丁町内会(仙台市)の防災マップが、第1回となる「とうほく防災マップコンテスト」で見事、優秀賞を受賞しました!
  ◇とうほく防災マップコンテスト2006
   主催:とうほく防災マップコンテスト2006実行委員会
   共催:国土交通省東北地方整備局,宮城県,岩手県 他

「マップ作成はゴールではなく、スタートだ」
 空堀丁町内会は、JR仙台駅から北に500m、都心に残された閑静な住宅街で、近年になってマンションも急増している250世帯の町内会。町内会の30周年事業として、防災マップを作ることになりました。
 しかし、このマップ作成は単なる「記念」的な意味合いだけではなく、将来の地域のあり方までをイメージしていました。

「町内会ができることは何か」
 この町内会では、2004年に「防犯・防災委員会」を立上げ、通学路パトロールや夜間巡視を行っており、また来るべき宮城県沖地震に備え、救命救急講習会や防災訓練も行っていました。その中で、非常時に単身高齢者世帯の安全確認をいかに行うかという問題が見えてきたり、また公園だけで行う防災訓練ではいざという災害には太刀打ちできないのでは、という問題意識が芽生えてきました。
 そこで今回の防災マップ作成の目的は、「災害時に地域全体の力で支え合うための下地づくり」として位置付けられました。このコンセプトは、防災マップに明確に反映されています。例えば、住民の帰属意識を高めるために、町内会をブロックごとに色分けしてみたのもその1つ。

「新たな発見があり、新たなつながりも生まれた」
 もちろん、最低限の危険個所や防災設備を把握すべく、ブロック塀や公衆電話の位置などの調査を防災委員会メンバーが行い、マップに反映させましたが、地域を歩くことで得られた新たな発見もありました。例えば、災害応急用に使える井戸を発見したり、防犯非常時の窓口となる「かけこみ110番の家」に協力してくれる事業所が2軒増えたり、…。地域をくまなく歩き、声掛けをして歩いた結果として、災害や犯罪に強い街に、また一歩近付きました。

「地域内で情報を共有し、さらに輪を広げる」
 防災マップは町内の会員のみならず、全世帯に配布する徹底ぶり。さらに今回、「とうほく防災マップコンテスト2006」の1次審査通貨を受け、最終審査(口頭発表)に備え、発表用のポスターを作成しました。これはコンテストで使用されただけではなく、直後の「コミュニティセンターまつり」で展示され、周辺26町内会とも防災活動の大切さを確認し合うことにつながりました。
 空堀丁町内会では、防災マップを作りっ放しにせず、作る過程や作った後の展開も大切にしています。そして当初の目標である高齢者世帯の支援体制構築や、子供たちとの連携など、すでに次の展開に向けて動き始めています。

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